法人概要

法人名
一般社団法人地域創生プラットフォームSDGsにいがた
法人番号
5110005016827
主たる事務所
新潟市中央区万代三丁目1番1号
目的等
当法人は、新潟県内の産・官・学・民によるSDGsの達成に向けたあらゆる活動を支援・推進する地域創生プラットフォームを構築・運営し、もって新潟県内におけるSDGsの理念の実現に寄与することを目的とします。
当法人は、上記の目的を達成するため次の事業を行います。
(1)新潟県内におけるSDGsの浸透と取り組みに資する情報の収集と発信に関する事業
(2)SDGsの推進に資するセミナーやアワードの開催と企業、団体、個人のマッチングに関する事業
(3)その他各号に掲げる事業に付帯または関連する事業
社員・役員
2025(令和7)年度社員(PDF ファイル)
2025(令和7)年度役員(PDF ファイル)

活動実績

2024年度の活動実績

1,2024年度総括

新潟県内でSDGsに基づく企業活動や地域づくりを推進し、経済・社会・環境の好循環を生み出すことをミッションとする「一般社団法人地域創生プラットフォームSDGsにいがた」の2024年度の活動は、具体的な活動方針を据えて取り組みました。
「会員数、会費口数とも50増」については、前年度比で会員数21増、口数で22増でした。本年度新規入会は36件ありましたが、退会・会費未納による資格停止を差し引き純増は21でした。目標の50増には届きませんでしたが、勧誘リーフレットを作成し、県SDGs登録建設業者に送るなどの呼びかけ効果がありました。
「会員同士の相互交流促進」では、2年ぶりにリアル開催のセミナーを行いました。「完成したボードゲームの認知度向上、普及」では、ファシリテーター会員による学校や企業などへの出前授業・講座やゲーム貸し出しを計28回実施しました。
「新潟SDGsアワードの応募者増」については、応募開始時期を早め、テレビの告知コーナーでもPRに努めましたが、応募件数は23件と前回より2件減となりました。しかし、取り組み内容はどれも素晴らしく、承諾を得られた取り組みを審査前に公式サイトで公開しました。大賞はマルチワークの仕組みをつくりU・Iターンの定着に取り組む「特定非営利活動法人はねうまネットワーク・妙高はねうま複業協同組合」(妙高市)が受賞しました。
「分科会活動の活発化」では、新たに「ウェルビーイング分科会」が発足。月1度のペースでメンバーが活発に意見を交わし、2025年度にイベントを実施することになりました。「高校生分科会」「大学生分科会」では新潟大学の村山敏夫准教授を次世代共創コーディネーターに委嘱し横断・交流的な活動を模索。2月に脱炭素シンポジウムを開催しました。このほか、公式サイトの改修、メルマガの発行など積極的な広報活動を行いました。

2,会員の状況

2024年度(2025年3月末時点)

会員数 269

※会費一口1万円、一般会員規約第7条に基づき幼稚園保育園・小中学校・高校・特別支援学校等は会費なし

3,オンラインセミナー

◆第1回セミナー(2024年4月24日いまさらSDGs? いまだからこそSDGsを根っこから理解しよう

  • 「いまさらSDGs? いまだからこそSDGsを根っこから理解しよう」開発社会学舎主宰 佐藤 寛氏

◆第2回セミナー(2024年5月24日新潟ならではのSDGsとは 講演+ワークショップ ※リアル開催

  • 基調講演「地方からSDGsに取り組む意義」佐藤 寛氏(開発社会学舎 主宰)
  • ワークショップ 「新潟ならではのSDGsとは」
    <ファシリテーター>新潟NPO協会代表理事、弁護士 堀田 伸吾氏・同協会事務局 稲泉あかね氏
  • 「『ウェルビーング分科会』の設立について」呼び掛け人 WELLBeing、保健師 矢櫃和紀氏
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◆第3回セミナー(2024年7月17日新潟県版SDGsローカル指標と人口減少問題

  • 「新潟県版SDGsローカル指標と人口減少問題」新潟県 知事政策局 政策企画課 清水佑貴氏

◆第4回セミナー(2024年8月26日ナッジふたたび ~無理せず思わず取り組むSDGs~ ※リアル開催

  • 基調講演 「ナッジで人を動かす~自発的に行動したくなるように後押しする設計~」青森大学 客員教授 竹林 正樹氏
  • パネルディスカッション「無理せず自然に取り組むSDGsとは」
    <パネリスト>第四北越銀行 総合企画部 佐藤 慧介氏 ・SDGsにいがた ウェルビーイング分科会 二平 隆志氏 ・株式会社 バウハウス  江口 知美氏
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◆第5回セミナー(2024年12月3日)脱炭素の最新トレンドと企業への提案

  • 「脱炭素のすゝめ 〜始めませんか、脱炭素経営〜」リコージャパン株式会社パブリックサービス本部 GX事業部脱炭素ソリューション企画室室⾧ 清水 洋岐氏
  • 「中小企業がCO2排出量見える化に取り組むメリットと新電力新潟のソリューション」新電力新潟 エネルギー事業部 Carbon Vision事業責任者 脱炭素アドバイザーアドバンスト 根岸 優太氏
    リポートサイトを見る

◆第6回セミナー(2025年1月24日)能登半島地震から1年、防災の基本と新常識

  • 「新潟に内在する災害リスク、その新常識」新潟大学 災害・復興科学研究所 所長 卜部 厚志氏
  • 「防災の基本と実践、防災士会の活動」日本防災士会 新潟県支部 事務局長 成川 一正氏
    リポートサイトを見る

◆第7回セミナー(2025年3月8日)大学生分科会シンポジウム 脱炭素の先の未来社会 ※リアル開催

  • 基調講演「脱炭素を考える -世界と比較した日本-」新潟大学工学部准教授 郷右近 展之氏
  • 第2部 パネルディスカッション
    <パネリスト>郷右近 展之氏 ・大学生分科会メンバー
    <ファシリテーター>新潟大学人文社会・教育科学系准教授 村山 敏夫氏
    募集サイトを見る

4,新潟SDGsアワード

持続可能な開発目標(SDGs)に沿った新潟県内の取り組みに贈る「第5回新潟SDGsアワード」を実施。2024年7月17日~12月12日に募集を行い、23件の応募がありました。2025年1月17日(金)に新潟日報メディアシップ分館において審査委員5人による審査会を行い、大賞1件、優秀賞4件、奨励賞3件、食の新潟国際賞財団特別賞1件の計9件を選出しました。2025年2月16日(日)に表彰式を行い、表彰状と副賞として障害者のアート作品を贈りました。

<関連リンク>

第5回新潟SDGsアワード受賞者決定
第4回新潟SDGsアワード
第3回新潟SDGsアワード
第2回新潟SDGsアワード
第1回新潟SDGsアワード

5,ボードゲーム

無料出前授業・講座を28回実施しました。

6,分科会活動

◆新潟版SDGs登録・認証制度検討分科会

(総括)2023年度は、2月の分科会において登録・認証制度の方向性について中間まとめを行い、新潟県に検討してもらうことを要請しました。
10カ月ぶりの分科会となる2024年度第1回を12月23日に開催しました。県からは「登録か認証か。制度は企業がSDGsに取り組む呼び水になるのか」などの庁内議論での課題が示されました。そこで分科会メンバーで1月上旬までに企業の具体的なメリット、民間が行うインセンティブで考えられることについて調べることとなり、具体的な調査結果を県に提供しました。
その結果、県の令和7年度当初予算で「県民等にSDGsの理念や内容を周知するため、SDGsに係る普及啓発を実施する」事業として1,510千円が盛り込まれました。
これにより「新たなSDGs登録制度の創設に向けた検討」を進め、2025年度中に登録制度が創設される見通しとなりました。

◆SDGsボードゲーム分科会

2024年度より、ファシリテーター有資格者をメンバーとし、ボードゲームの普及や指導のスキルアップを図る集まりに再編しました。6月26日、9月24日、12月24日の3回、オンラインで開催、出前講座の実施状況確認、講座運営の方法について意見交換しました。
またFacebookのmessengerを使った情報共有や、無料のメーリングリストサービスを使った意見交換なども活発に行いました。

<関連リンク>
SDGsボードゲーム新潟県版が完成しました!
SDGsボードゲームに学生熱中 新潟大学で出前授業
SDGsボードゲーム新潟版 完成お披露目会を開催します
「SDGsボードゲーム新潟県版」協賛目標を達成しました!
「SDGsボードゲーム新潟県版」製作 ご協賛のお願い

◆ウェルビーイング分科会

佐渡・矢櫃建設の矢櫃和紀氏が発起人となり2024年6月17日の第1回分科会から活動を開始しました。参加メンバー16名(事務局除く)でテーマについて議論の結果、活動を「健康経営」を中心に据えた「Wアクション」「勝手に表彰」の2つに絞り込みました。それぞれコアメンバーで内容を精査し、毎月の分科会で内容を共有しています。分科会は3月までに10回開催し、現在も継続中です。
<関連リンク>
SDGsにいがた ウェルビーイング分科会、大胆に検討進む!

◆大学生分科会、高校生分科会

高校生分科会「HEDS(ヘッヅ)」と大学生分科会の橋渡し役となり、両分科会の活動支援を担う「次世代共創コーディネーター」を2024年度より設け、コーディネーターには新潟大学の村山敏夫・人文社会・教育科学系准教授に委嘱しました。

両者をマッチングさせるための話し合いを数回行いましたが、スケジュール的な問題もあり、合同の会合を開くまでには至りませんでした。

高校生分科会の今後の活動については課題を残しました。

大学生分科会は、村山准教授の授業を受ける学生を中心に呼びかけを行い、3月8日に新潟日報メディアプラス(分館)3階を会場に「大学生分科会シンポジウム 脱炭素の先の未来社会」を開催しました。これは新潟日報社主催・新潟県共催「にいがた脱炭素プロジェクト」の連動企画で、SDGsにいがた第7回セミナーとしても実施しました。(13ページ参照)

シンポは、2部構成で、第1部が新潟大学工学部の郷右近展之(ごうこん・のぶゆき)准教授が「脱炭素を考える ―世界と比較した日本―」と題して講演。第2部は、新潟大の学生3人と郷右近准教授をパネリストに、パネルディスカッションが行われ、脱炭素への身近な取り組みなどを発表しました。ファシリテーターは、村山准教授が務めました。受講者は学生と社会人・一般を合わせて約30人でした。

7,そのほか

◆広報活動

  • 公式サイトにおける事務局、会員の広報(56件)
  • 新潟日報における報道
    ・企画特集/[わたしたちの、地域創生プラットフォーム SDGsにいがた]第4回新潟SDGsアワード 支え合う心未来照らす(4月29日付)
    ・SDGsアワード 県内の取り組み募集 12月12日締め切り(9月5日付)
    ・[まいにち ふむふむ ふむっ子記者が行く]SDGsボードゲーム新潟県版やってみた!(新潟市中央区) 身近な題材楽しく学ぶ(12月16日付)
    ・第5回新潟SDGsアワード 妙高の2団体が大賞 移住者定着へ雇用確保(1月22日付)
    ・新潟SDGsアワード表彰式 「人や企業つなげたい」 受賞者が活動報告 メディアシップ(2月17日付)
    ・脱炭素の未来見据え 中央区でシンポ 新エネなど考える(3月18日付)
    ・企画特集/[わたしたちの、地域創生プラットフォーム SDGsにいがた]第5回新潟SDGsアワード 地域と歩む豊かな未来(3月31日付)
  • メルマガの発行
    2023年度より「メルマガSDGsにいがた」を会員と当法人役員、希望者に配信しています。
    SDGsにいがた公式サイトに掲載された情報を、サイト閲覧のためにわざわざアクセスしなくても会員の手元に届くようにすることで、より情報に接しやすい環境を整えるのが狙いです。
    ・2024年度は015号~024号の10回発行
    ・発送先311件(3月5日現在) 2023年度比+22
  • 後援
    ・消費者志向経営普及啓発セミナー(2024年10月10日、12月10日)主催:新潟県 企画・運営(事業受託):適格消費者団体 非営利活動法人 消費生活ネットワーク新潟
    ・ユニバーサルビーチフェスティバルin日和山浜(2024年9月10日 日和山浜海水浴場=新潟市中央区西船見町)主催:一般社団法人ドリームやまがた里山プロジェクト
    ・ミナト・イン・ワンダーランド Winter ~学生、子ども、障がい者とみんなでつくる『みなとまち新潟』~(2024年12月7・8日 万代島多目的広場・大かま)
  • 協力
    ・日韓脱炭素シンポジウム(2024年6月28日 日報ホール)広報協力
    ・「SDGs QUEST みらい甲子園」2024年度甲信越エリア大会広報協力
  • 講師派遣
    ・新潟清酒研究会第52回通常総会(2024年5月10日 ANAクラウンプラザホテル新潟)事務局・山本
    ・西川第四北越会納涼会(2024年7月23日)事務局・山本
    ・西蒲区魲町内会「楽しく学ぶSDGs」(勉強会:2024年4月7日、ワークショップ:9月8日、10月20日)事務局・山本
    ・聖籠中学校 3学年総合学習「探究みらい」 カタリバ(2024年10月24日、31 日)事務局・星
    ・新潟大学個性化科目「SDGs入門演習(村山准教授講義枠)」(2024年12月2日)事務局・山本