6月12日(水曜)、佐渡市赤泊小学校の6年生12名と本学の学生SDGsプロモーターによる交流イベントを開催しました。このイベントは、赤泊小学校の児童がSDGsに関する調べ学習の際に「SDGsを推進する長岡技大を訪問したい」「学生と環境について対話したい」という希望から実現したものです。
第一食堂にて学食を体験した後、SDGsに関するp4c(探究の対話)を実施しました。松原教授(高大連携室長・小中学校支援WG)による挨拶の後、児童から日本語と英語による赤泊の紹介が行われ、続いて「SDGsでみんなが一番解決したいのは?」をテーマに、ルールに沿ってp4cを実施しました。技術科学イノベーション専攻3年のAlejandro Isidro Martinez Sanchez氏が通訳を務め、学生と児童が思う大切なゴールについての理由を発表し合い、お互いの理解度を評価しました。
次に、日本が達成できていないゴール12(つくる責任、つかう責任)について、電子廃棄物が多いことを学んだ後、壊れた電気製品を用いたアップサイクル体験を行い、捨てられるはずのゴミからアクセサリーを作りました。
最後に、てくみゅ(テクノミュージアム)を見学し、アドバンストコース生で機械工学分野修士2年の鈴木海渡氏より、てくみゅの展示品や長岡技大の研究成果について説明を受けました。
児童からは「大学ってすごい!」「楽しかった!」「もっと見学したい、帰りたくない!」という感想が寄せられ、子どもたちの夢が少し実現できたことに嬉しく思いました。
今後も、SDGsの普及・啓発活動を通じて工学や科学の不思議さ・面白さを伝えることで、子どもたちが興味を持ち、将来の学びにつながる環境を提供し続けるとともに、未来の技術者や科学者を育てる土壌作りに努めてまいります。