昨年6月14日、SDSNとドイツ最大の財団、ベルテルスマン財団によって作成された、最新のSDGsの達成・進捗状況を報告した「Sustainable Development Report2021」が発表され、日本はスコアを前年より上げて79.85としたものの、順位は1つ下げて18位と、3年連続下がりました。
3月6日に、新潟県スポーツ公園をメイン会場として行われた、ホワイトリボンラン2022in新潟に参加、そのロゴが描かれたTシャツとマスクを着用し、参加者約30人と5km走りました。
ホワイトリボンは、世界中の全ての女性が健康で、自分らしく生きることを支援する運動のシンボルです。母子の健康、妊産婦と赤ちゃんの命と健康を守る世界の実現を目指し、国を超えて手を結び活動を広げています。
SDGsの目標17のうち、ホワイトリボンフェスティバルは、特にSDGs3「健康と福祉」、SDGs5「ジェンダー平等」、SDGs17「パートナーシップ」の目標達成を目指しています。
ホワイトリボンランは、公益財団法人国際協力NGOジョイセフが、2016年に発足した、毎年3月8日の「国際女性デー」に向けて開催するチャリティアクションです。ジョイセフは1968年に日本で設立されたNGOで、2017年には、第1回ジャパンSDGsアワードパートナーシップ賞を受賞しました。
ホワイトリボンラン2022の拠点は、全国に24都府県58か所あり、また世界からどこでも誰でもバーチャルランに参加出来ます。今年は全国から3270人ものエントリーがありました。新潟では、以前プロギングの体験をして下さった「美ランニングクラブ新潟」が事務局になっており、今回で5回目の開催でした。
エントリー費の収益は全額が寄付され、世界の女性の命と健康を守る活動に使われます。2022年の支援先となっているケニアでは、アフリカ第2のスラム街「キベラスラム」で、20~40世帯で1つのトイレを共用するなど不衛生な環境下で、望まない妊娠の増加による問題が深刻化、さらにコロナ禍により失業者も増加しています。
ホワイトリボンのように身につけて、様々な社会問題や難病などに対して支援を表明する、色をしたリボンのことを、「アウェアネスリボン」と言います。ここで他の色を一部まとめてみます。11月予定の後編でも紹介します。
*ピンクリボン…乳がんの予防、告発
*ブルーリボン…北朝鮮による拉致被害者救出、大腸がん治療の情報発信ほか
*イエローリボン…障がい者に対する理解と支援ほか
*グリーンリボン…臓器移植の普及、環境保護活動ほか
なお、コロナ禍で生まれた感染者や医療従事者への差別や偏見をなくそうと、愛媛県の有志が特産の柑橘類にちなみ、2020年4月頃に「シトラスリボン」プロジェクトを立ち上げました。全国各地にこの運動は広がりを見せており、新潟県でも多くの市町村で行われています。今後はこの運動にもさらに関心を持って行きたいです。
【投稿者】
プロギングにいがた代表 ゲストハウス「米納津の碧い風」オーナー 山崎光男
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