スポーツと持続可能性は大きな関連があり、SDGsを達成していくためには、スポーツが重要な役割を担っていると言われています。2015年の国連総会で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ宣言」でも、「スポーツは持続可能な開発における重要な鍵となるものである」と認識されています。
東京五輪2020の大会ビジョンは、「スポーツには世界と未来を変える力がある。」であり、スポーツの力で持続可能な社会の実現に貢献していくことを目指しています。
SDGsの目標5に関して、東京五輪2020では、陸上・水泳・卓球・柔道などで「男女混合種目」を新設しており、今大会での女性参加比率は48.8%にまで向上、今後は50%の実現を目指しています。ちなみに、女性が初めて参加した1900年のパリ五輪では、女子選手は全体のわずか2.2%でした。
目標8に関して、パラリンピックでは、クラス分け制度を導入してより公平に競えるようにしたり、より障がいの重い選手の参加枠を増やすなどし、種目数はリオ五輪より12増えて過去最多の540種目(22競技)になりました。ちなみに1960年の第1回ローマパラ五輪では57種目(8競技)でした。
東京2020大会の持続可能性について、5つの主要テーマとそれぞれの具体例を挙げていきます。
1. 気候変動(脱炭素社会の実現に向けて、SDGs13他)…競技会場や選手村などで、再生可能エネルギーを100%使用。選手村などでの車両に、燃料電池自動車(FCV)や電気自動車(EV)などの低公害・低燃費車両を導入
2.資源管理(資源を一切ムダにしない、SDGs12他)…3Rの徹底、約5,000 個のメダルを、国民の使用済み小型家電から作る
3.大気・水・緑・生物多様性等(自然共生都市の実現、SDGs15他)…新設競技会場において、濾過機器を導入し、水資源を有効活用。在来種の植栽による競技会場の緑化
4.人権・労働・公正な事業慣行等(多様性の祝祭 ~誰もが主役の開かれた大会 ~、SDGs10他)…障がいの有無等に関わらず、全ての人に対して、会場までの一貫したアクセシビリティの確保
5.参加・協働、情報発信(エンゲージメント)(パートナーシップによる大会づくり、SDGs17他)…国際機関と連携し、SDGsの啓発やディーセントワークを推進
持続可能性は特別なことではなく、私たちが持続可能性のためにできることは日常生活の中にも沢山あります。一例として、
*食品ロスを減らす
*こまめに電気を消す、空調機器の温度を適切に設定する
*持続可能性に関するイベントなどへ積極的に参加し、持続可能性の配慮の大切さを家族や友人に伝える
私は昨年末、選手村での勤務に応募し採用され、これまでオンラインと実地で様々な研修を受け、先週末、実際に選手村のカジュアルダイニング(CD)のホールで働いて来ました。8月末まで働きます。
乳製品やデザート、調味料(condiment)の補充や、食器の片付けなどをしましたが、私の地元で、「Made in TSUBAME」と刻印されたカトラリーを、世界各国の選手が使用しているのを見て感動、本当に嬉しくなりました!
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(投稿者…プロギングにいがた代表 山崎 080-2107-2470