• トップページ
    TOP
  • お知らせ
    NEWS
  • SDGsにいがたの紹介
    ABOUT
  • 会員募集
    MEMBER SHIP
  • 会員紹介
    MEMBER
  • SDGsとは
    ABOUT SDGs
  • お問い合わせ
    CONTACT
SDGsにいがた
  • お知らせ
  • SDGsにいがたの紹介
  • 会員募集
  • 会員紹介
  • SDGsとは
お問い合わせ

お知らせ

NEWS

TOP > 【刈羽中学校】食品ロス削減や自然保護、身の回りから始めよう~英語でSDGs出前授業
sdgsにいがた事務局

【刈羽中学校】食品ロス削減や自然保護、身の回りから始めよう~英語でSDGs出前授業

2025.11.05
ニュース 取り組み 事務局から
Tweet
シェア

SDGsにいがたでは本年度、新潟県の受託事業として、県内中学・高校を対象にした出前授業を実施しています。第3回の出前授業が9月5日、刈羽村立刈羽中学校で開かれました。生徒と村民ら約90人が参加。開発途上国の政府統計職員を養成する専門機関「国連アジア太平洋統計研修所(SIAP/シアップ)」の講師、ソコール・ヴァコさんが、17の目標と169のターゲットからなる「SDGs(持続可能な開発目標)」の基本と実際のSDGs進捗具合をいくつか紹介しました。ヴァコさんは英語で講演し、SIAP職員の米澤朋子(よねざわ・ともこ)さんが通訳を務め日本語に訳して生徒たちに伝えました。

講師のソコール・ヴァコさん(右)と、通訳の米澤朋子さん

中学・高校での講演は「新潟県SDGs普及啓発事業」の一環で、県内の若者にSDGsをより身近に感じてもらうことが目的です。2025年度は総務省の国際統計管理官室と連携し、「統計から分かる世界や日本のすがた、統計から見えるSDGs」を大きなテーマに10月までに県内4校(中学校2校、高校2校)で出前授業を展開します。刈羽中学校での講演は、聖籠中学校、新井高校(妙高市)に続いて3校目の開催です。

ソコールさんは、バルカン半島の南西部に位置するアルバニア共和国のポグラデック出身。古代湖・オフリド湖に面した美しい町です。子どものころから数字に強い興味があったことから、統計に関する仕事を志したといいます。アメリカ・シカゴ大学で経済と統計を専攻し、ウィスコンシン大学大学院で統計をさらに学びました。国連統計部(UNSD)を経て、2019年にSIAPへ異動。SIAPは、千葉市幕張にある国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)の地域機関。アジア太平洋諸国のほかアフリカや中南米、ヨーロッパを含む全世界の政府統計職員を養成しています。ソコールさんはSIAPの講師として、SDGsを含む環境統計関係の研修を担当。災害関連統計、気候変動指標、エネルギー統計、環境経済勘定(SEEA)などに関するコースの開発と運営に携わってきました。

教室を歩きながら生徒に語りかけるソコールさん

授業のメインテーマは「持続可能な開発目標の紹介」。ソコールさんはSDGsの歴史を説明し、「2015年は、国際的な協力が進んだ重要な年です」と強調しました。
SDGsは、2015年9月の国連サミットで採択されました。貧困、人種差別、環境破壊といった地球規模の問題を解決するために、国連が2030年までの開発目標として設定。食品ロスの半減や災害死者・被害者数の大幅削減、温暖化対策など先進国にも関わる幅広い分野を含む点が特徴です。
また、同じ年の3月には、仙台市で開かれた国連防災世界会議において「2030年までに災害に伴う全世界の死亡率を大幅削減する」といった目標を盛り込んだ「仙台防災枠組」が採択されました。国連サミット後の9月には、地球温暖化を止めるために世界各国が協力して温室効果ガスを減らす約束をした「パリ協定」が採択されました。
このように、2015年は、国際的な行動指針や目標の共有が大きく進んだ年でした。

それから10年。果たして、SDGsの現時点での達成度はー?

ソコールさんは具体的な統計データを引用し、進捗状況を解説しました。
例えば、「目標4・質の高い教育をみんなに」。ターゲットの一つに、「男女の区別なく全ての子どもが、適切で効果的な学習効果のある、公平で質の高い教育を無料で受け、小学校と中学校を卒業できるようにする」があります。2024年のデータでは、全世界の初等教育(小学校)の修了率は88.1%。2015年と比べて3.4ポイント上昇しているものの、約12%の子どもが小学校に行けていない状況があります。

「目標6・安全な水とトイレを世界中に」では、「1立方メートルの水を使いどれだけの経済的価値を生み出したか(水利用効率)」が達成度の指標の一つとなります。効率よく水を使うことが、水不足で苦しむ人の数を減らすことにつながるからです。
2022年の水利用効率は、全世界で21.5(USD/立方メートル)。1立方メートルの水で、21.5USD(アメリカドル)の経済的価値を生んだことになります。2015年(17.5USD/立方メートル)と比べると改善していますが、途上国と先進国とで70ポイント近くの差があるなど、水資源の保全にはさらなる取り組みが求められています。

ソコールさんは、刈羽中学校の生徒たちに「SDGsの達成には、まだたくさんの努力が必要です。フードロスの削減や地元の海岸を守ること、そういった身近な地域やコミュニティでの取り組みが非常に大切です」と呼び掛けました。

生徒会長の長橋結衣さんが、ソコールさんと米澤さんに感謝の言葉を伝えました。

出前授業には、監修として新潟大学社会連携推進機構 地域人材育成部門の高島徹教授(左)が参加。新潟大の学生5人も運営を手伝ってくれました。

授業後、給食を囲んで生徒と交流するソコールさん。学校給食の食べ残しを減らすことも、食品ロスの削減としてSDGsの取り組みにつながります。 「夏休みは楽しめましたか?」「日本のアニメを知っていますか?」―。生徒たちは翻訳アプリの力も借りながら、積極的に会話を楽しんでいました。

後日談ですが、10月20日の「世界統計の日」を記念して、国連による24時間のウェビナーマラソンが同日行われました。オンラインで各国を結び各関係者が取り組みを報告する催しで、日本からは総務省の担当官から刈羽中学校の出前講座が報告され、当日の動画が数分間世界中に流れました。
(SDGsにいがた事務局)

前の記事へ
次の記事へ

カテゴリ

CATEGORY

  • - ニュース
  • - イベント
  • - 取り組み
  • - 募集
  • - 事務局から
TOP
SDGsにいがた

「一般社団法人 
地域創生プラットフォームSDGsにいがた」事務局
(新潟日報社総合プロデュース室 内)
〒950-8535 新潟市中央区万代3丁目1番1号 
新潟日報メディアシップ内
TEL:025-385-7473(平日10:00~17:00)
メール:sdgs@niigata-nippo.co.jp

  • お知らせ
  • SDGsにいがたの紹介
  • 会員募集
  • 会員紹介
  • SDGsとは
  • お問い合わせ

Copyright © 2022
「一般社団法人 地域創生プラットフォームSDGsにいがた」