次世代ユネスコ国内委員会・科学ワーキンググループの目指す「糸魚川ユネスコ世界ジオパーク」との連携強化を支援するため、3月2日(土曜)に、糸魚川市にあるユネスコ世界ジオパークでの調査を行いました。SDGsプロモーター、TE×DI(学内の技術啓発チーム)、アドバンストコース、技学イノベーション専攻からの学生及び教員など、合わせて25名がこの調査に参加しました。
まず初めに、地球や日本列島の誕生をわかりやすく展示した石の博物館である「フォッサマグナミュージアム」を訪問し、学芸員(堆積学)の郡山氏からフォッサマグナの成立等についてのレクチャーを受けました。説明の後、博物館内を見学し、ヒスイや糸魚川-静岡構造線など糸魚川の豊かな歴史について学びました。次に、「長者ケ原考古館」を訪問し、長岡市の馬高遺跡との比較を通じて学びを深めました。
その後場所を移動し、再び郡山氏からのレクチャーを受けた後、底火山から噴出した火砕流堆積物である「弁天岩」を見学し、さらに様々な種類の石が見つかる「ヒスイ海岸」において小滝川ヒスイ峡から流れ出たヒスイ探しを体験しました。
調査の最後に、次世代ユネスコ国内委員会のユースメンバーであるAlejandro Isidro Martinez Sanchez氏と五十嵐薫氏(両名とも本学の学生SDGsプロモーター)が、糸魚川ユネスコ世界ジオパークとの連携を効果的に進めるためのアプローチについて、学生参加者を対象にアンケート調査を実施しました。このアンケート結果は、科学ワーキンググループ内で共有され、今後の取り組みを促進するための重要な基盤となります。
今後も、次世代ユネスコ国内委員会のユースメンバーを通じて、ユネスコの活動推進に向けて尽力してまいります。
参考:
糸魚川ユネスコ世界ジオパーク
https://geo-itoigawa.com/
フォッサマグナミュージアム
https://fmm.geo-itoigawa.com/