SDGsにいがた大学生分科会のシンポジウム「大学生のためのシンポジウム にいがた発SDGs」が2月15日、新潟市中央区の新潟大学駅南キャンパスときめいとで開かれました。若い世代でSDGsにつながる活動をしているメンバーが集まり、それぞれの取り組みを踏まえて意見を交わし、交流しました。
同分科会は大学生世代の取り組みを後押ししようと、本年度発足。シンポジウムはキックオフイベントとして、新潟県内の大学生が企画や運営を担い、大学生ら約35人が参加しました。
大学生が企画・運営しました
基調講演では、新潟大学の卒業生で、ライターとして環境保全やSDGsに関する記事を執筆、発信している叶多栞(かのうだ・しおり)さんが「私が行動したところで結局、世の中は変わらないと思っていませんか?」と題して講演。2021ミス・インターナショナル新潟代表として環境問題などについて発信してきた自身の体験などを踏まえ、「身近な関心のある所から一歩踏み出すことが大事」「社会に出ても若い世代の声で会社を変えていくことができる」などと語りました。
オンラインで講演する叶多栞さん
パネルディスカッションでは、地域活性化モデルで、子ども食堂の運営などを手がけている山田彩乃さん、2023ミス・アース新潟大会準グランプリで、海岸清掃活動などに取り組んでいる岸美憂さん、新潟青陵大学・新潟青陵大学短期大学部ボランティアセンターに所属する大学生、新潟大学で地域活性化などに取り組む学生団体「SDGsみらい研究所」の大学生が参加。SDGsを進めていく上での課題や今後に向けての考えなどを語り合いました。
日頃の活動について語り合ったパネルディスカッション
新潟大学の学生は地域の身近な場所にポストを置き、不要になった本を置くことで関心を持った人が本を手にすることで、地域に新しいつながりを生んでいる活動を紹介。「私は県外出身だが、活動を通じて地域やさまざまな人とつながることができた」とし、「今度はSNSも活用して活動を広げて行きたい」と話していました。
また、大学生分科会メンバーの古泉修行さんが分科会の今後の活動案について説明。活動コンセプトを「自分の『趣味や好奇心』を最大限に活かした活動を!」「社会へ製品やサービス・想いや考えを発信する『エシカル・インフルエンサー』になる!」と定め、2024年度は、趣旨に賛同する学生メンバーを募り、企業との共創企画などを進めていきたいとしました。