2022年5月22日、私はずっと続けていた献血が、大台の300回目に達しました。
当時東京で生活していた1995年9月25日に、有楽町献血ルームで初めての献血を行ってから、約26年8か月かかって達成しました。新潟や東京以外に神奈川、埼玉、栃木、福島県ほかでも献血を行った経験があり、後日表彰状が送られて来ることになっています。
献血は、SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」に属します。献血により血液事業が強化され、より良い医療サービスを患者に提供することができます。広義では、「すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し生涯学習の機会を促進する」ことを目的とする、SDGs目標4「質の高い教育をみんなに」の達成にも貢献できます。
献血は、200mlと400mlを採血する「全血献血」と、血小板か血漿のみを採取する「成分献血」に分かれています。献血は16歳から、条件付きで69歳まで行え、献血の種類や男女により、次の採血間隔も決まっています。
輸血による患者への負担を極力減らし、副作用発生の可能性を低くし安全性を向上させるために、400ml献血や成分献血が推奨されています。私は2005年3月27日に全血献血したのを最後に、以降現在まで17年以上成分献血のみ行っています。献血後1週間から10日程で、ヘモグロビン濃度やヘマトクリット値など、色々なデータが郵送されて来るので、自身の健康管理に役立てることもできます。2006年10月1日からは献血手帳に代わり、ご覧の献血カード「愛‐Ca(アイカ)」が全国導入されました。
現在、新潟県にある献血ルームは、新潟市にある「ばんだい ゆとりろ」と長岡市にある「千秋」の2か所です。以前は上越市高田、2014年6月までは新潟市東堀にも献血ルームがありました。全国で5番目に面積が大きい新潟県で、常設の献血ルーム2か所は少ないと感じています。県央地域に住む私は、毎回献血ルームまでの往復に時間がかかっています。
コロナ禍になってからは、献血をめぐる情況も大きく変わりました。日本赤十字社が提供している「ラブラッド」という献血Web会員サービスがあり、献血記録や献血ポイントの確認ができます。今はこのサイトから予約してから献血ルームに行くのが主流になっており、予約しないと受付や採血などで後回しになることがあります。献血ルーム内では以前より待合スペースの席数は減り、看護師やスタッフも含め全員がマスクを着用しています。
新型コロナに感染しても、症状消失後4週間が経過し、回復後に治療や通院を要する後遺症がなく、問診などにより体調の良好が確認できれば、献血できるようになりました。また、ファイザーとモデルナのワクチン接種後は、48時間後から献血できます。
300回の献血では色んなことがありましたが、一番の思い出は、献血をTwitterにアップしていたら、その投稿を見たテレビ朝日系インターネットTV「AbemaPrime」のディレクターからメッセージを頂き、2020年3月に献血ルームなどで番組の収録を行い、出演したことです。
国内では毎日約3,000人の患者が血液を必要としており、コロナ禍でも毎日約14,000人の献血への協力が必要と言われています。特に血液が不足する冬を中心に、県赤十字血液センターは献血への協力を呼びかけています。患者の一刻も早い回復を心より願うとともに、健康に留意して、2030年頃に達成予定の400回を目標に、これからも頑張って続けて行きたいと思います。
*6月14日…世界献血者デー
*8月21日…献血の日
【投稿者】
プロギングにいがた代表
ゲストハウス「米納津の碧い風」オーナー
山崎光男
Tel・Fax:0256-75-9006
Mobile:080-2107-2470
Mail:finalanswer@cocoa.ocn.ne.jp
「クイズ民宿」「プロギングにいがた」で検索して下さい。