多くの人が集まる様々なコンベンションの開催を支えるとともに、万代島地区の賑わいを創り、新潟を持続可能な地域にすることが当社の使命です。
当社は朱鷺メッセの指定管理者として、人、モノ、情報が集まる大規模なコンベンションが新潟でより多く開催されるよう誘致に努め、その成功裏の開催を充実した施設設備と質の高いサービスで支えていきます。
また、港景観や野外アート作品が楽しめる緑地帯などを生かして、県民が集う快適な都市空間づくりを進め、新潟の拠点性の向上と持続的な発展に貢献してまいります。
SDGsの取組としては、目標11「住み続けられるまちづくり」を中心に、関連の深い他の目標も視野に入れた活動にも積極的に取り組み、持続可能なよりよい社会づくりに貢献いたします。
注:( )内の数字は、取組によって目指すSDGsの17の目標の番号。朱書きは主目標。
■全国規模のコンベンションの誘致、開催支援(11,8,9)
国際会議や全国規模の学会、企業団体の全国大会、大規模コンサートやイベント等、広く国内外から大勢の方が訪れるコンベンションを誘致し、充実した施設設備と質の高いサービスでその開催を支えます。
こうしたコンベンションの開催を通じて、新潟の拠点性の向上を図り、新潟の魅力を全国に発信するとともに、地域経済の発展と住み続けられるまちづくりに貢献していきます。
■魅力ある都市空間の創出(11,3,4,14)
朱鷺メッセ周辺エリアにおける魅力ある都市空間形成を通じて、住み続けられるまちづくりに貢献していきます。
(1) やすらぎ堤を気軽に楽しめる「ジョギングステーション」
信濃川やすらぎ堤一帯は幅広い県民層に親しまれるジョギング、ウォーキングエリアです。県外客にも人気の高いやすらぎ堤を気軽に楽しめるよう、シャワーやパウダールームを備えたジョギングステーション(ウォーク&ジョグポート万代島)を朱鷺メッセ敷地内に開設しました。
2021年9月からはお洒落なレンタサイクルサービスもスタート。日本一の大河信濃川を体感しながら、きれいに整備されたリバーフロントを満喫していただけます。
(2) ガラス張りの大空間で楽しむ「アトリウムピアノ」
朱鷺メッセアトリウムにストリートピアノを設置しました。
名付けて「朱鷺メッセアトリウムピアノ」。
ガラス張りの大空間の中で、誰もが自由に、気持ちよくグランドピアノを弾くことができます。
毎月1回、子どもから高齢の方まで、ピアノ好きが自由に参加できる「ピアノ弾き合い会」も開催しています。
2021年10月からは、来場者だけでなく、業務ビル事業所で働く方々にも楽しんでもらうため、プロのピアニストによる「ランチタイムコンサート」を毎週開催するなど、音楽による朱鷺メッセの魅力づくりにも取り組んでいます。
ピアノ弾き合い会(アトリウムピアノ)
(3) リバーフロントパーク「フラワープロジェクト」
信濃川に面した芝生広場「リバーフロントパーク」に彩を添えるため、市民参加で四季折々の花を植える「フラワープロジェクト」を2021年度にスタートさせました。新潟市ボランティアセンターの協力のもとで、毎回20名程度の皆さんから参加していただき、花苗や球根などを植えています。
花を植えるエリアも徐々に広がり、市民の皆さんの手で緑一色の芝生広場に彩豊かなフラワースポットが生まれつつあります。
(4) 光の路プロジェクト「1マイルVoyage」
朱鷺メッセのロングプロムナード(信濃川沿い450m)をイルミネーションで装飾する取組を2021年11月から始めます。日が暮れてからも楽しめる水辺空間、インスタスポットとしてもアピールできる魅力あるリバーサイドの景観づくりを進め、万代島地区の賑わいと中心市街地の活性化(にいがた2㎞)に貢献していきます。
なお、2021年は「コロナ収束と医療従事者等への感謝」をテーマとして青色系をメインに装飾しています。今後は県民手作りの作品を飾ったり、イベントを開催するなど県民参加型のプロジェクトとして発展させていきます。
(5) 清掃活動による環境美化
毎週2回、社員が朱鷺メッセ周辺の道路や信濃川沿いのごみ拾いなどの清掃活動を行っています。朱鷺メッセのロゴ入りジャンパーを着て行うことで、散策を楽しむ人などに活動をアピールしながら、都市環境美化への機運醸成も図っています。
この活動は、ごみが川や海に流れ出すことを防ぎ、目標14「海の豊かさを守ろう」にも役立つものと考えています。
■脱炭素への取組(11,3,7,9,13)
当施設では太陽光発電や照明のLED化に積極的に取り組んでいます。今後は、来場者等に対して徒歩(ウオーキングやジョギング)や自転車(レンタサイクルや電動モビリティ)の活用を促す取組なども積極的に進めていきます。こうした省エネ、脱炭素化の推進と機運醸成の取組を通じて、持続可能な社会、住み続けられるまちづくりに貢献していきます。
■「朱鷺メッセゲートウェイ構想」の推進(11,3,9)
大規模な朱鷺メッセ駐車場を活用して、そこを玄関口にした新潟市中心部への昼間の流入人口増大を図る「朱鷺メッセゲートウェイ構想」を推進しています。
具体的には、案内サインの増設など入庫しやすさの向上対策や、公共交通機関や自転車などの移動手段の利便性向上など、朱鷺メッセ駐車場から各目的地までの2次アクセス改善対策に取り組んでいます。
このゲートウェイ構想を通じて、新潟市中心部の活性化(にいがた2㎞)を応援する一方で、中山間地に住みながら都市の便益を享受できる環境づくりを進め、両地域の「住み続けられるまちづくり」を応援していきます。
(1) 入庫しやすさの向上対策
ICからのアクセスが良く、低料金で広い朱鷺メッセ駐車場のメリットをアピールするとともに、案内サインの増設や入出庫ゲートの改修など、入庫のしやすさ、わかりやすさの向上に取り組みます。
また、当社が連携を進めている阿賀町の住民を対象とした駐車場モニターや広報紙の活用、阿賀町フェアなどのイベントによって、中山間地から朱鷺メッセ駐車場を利用する機運の醸成に努めます。
(2) 目的地までのアクセス強化対策
朱鷺メッセ駐車場から万代シティや古町などへの徒歩ルートの案内や路線バスの時刻、ルート、料金等案内の強化、料金精算等利便性の向上に取り組みます。
また、レンタサイクルの拡充や近距離モビリティ、島内循環バスなど多様な移動手段の導入により、駐車場から目的地までの2次アクセス充実に取り組みます。
レンタサイクル
■田舎暮らしの応援(11,3,7,8,9,12,17)
「阿賀町フェア&田舎暮らし応援セミナー」
人口減少に悩む中山間地に対し、朱鷺メッセがその大きな集客力と発信力を生かして支援することは県立施設としての使命でもあります。
コロナ後の働き方、暮らし方として、「田舎」を活用した新たなライフスタイルが注目される中、当社と人事交流のある阿賀町と連携して、田舎暮らしの魅力を実感してもらいながら、移住(短期)やワーケーションなどを提案していく「阿賀町フェア&田舎暮らし応援セミナー」を2022年2月に開催します。
こうした「田舎暮らしの応援」を通じて、中山間地の住み続けられるまちづくりに貢献していきます。