産業革命以降、人類は利便性を享受する一方で、地球温暖化の歴史を刻みはじめ、将来世代にあまりにも大きな代償を背負わす状況となっています。生命の源である水資源は、気候変動等により、飲料水や農業、自然生態系などへの影響が懸念されています。
妙高の清らかな水の恵みはもとより、大自然の恩恵を次世代に継承するとともに、地産地消の暮らしに立ち返り、行き過ぎた生産と消費、そして大量廃棄の社会の有り様から脱却し、持続可能な循環社会へと転換を図る必要があります。
2015年、国際社会の共通目標として「持続可能な開発目標(SDGs)」が掲げられ、妙高市は、2021年に国の「SDGs未来都市」に選定されたことを契機に、市民・事業所・行政が、「わたしたちのSDGs未来都市行動宣言」を次のとおり表明しました。
【市民】
大好きな家族・大好きな友達・世界の尊い命を守るため、妙高のすばらしい自然・食・文化を未来の子どもたちに引き継ぐため、気候危機の現状を他人事ではなく自分事として、私たちにもできる「SDGs」を話し合い、そして実践していきます。
【事業所】
私たちは、世界の未来のかたちである「SDGs」の達成に貢献するとともに、地域や産業が抱える課題と向き合いながら持続可能性を追求し、みんなが笑顔で住み続けられる地域となるよう走り続けます。
【行政】
妙高市は、「SDGs未来都市」として、市民・地域・事業所など、全ての主体が主役となり、脱炭素に向けた取組を加速していくとともに、官民共創による持続可能なまちづくりを先導し、笑顔あふれる妙高を創り出していきます。
私たちは、SDGsを未来への道標に掲げ、妙高に暮らす全ての人と地球が笑顔になるために、豊かな自然環境を守り、経済と社会との相乗効果を生み出しながら、持続可能なまちの実現を図ることを目指します。