プロギング(Plogging)は、2016年、ストックホルム出身の複合アスリート、エリック・アルストロムが発案した、スウェーデン語で「拾う」という意味の「plocka upp」と英語のジョギング(jogging)を組み合わせて、「ゴミ拾いをしながらジョギング(ランニング)」することを表しています。いわば地球に優しく、かつ健康づくりにもなる次世代のスポーツであり、今やヨーロッパを中心に、世界的なムーブメントになっています。
プロギングは、単なるジョギングよりも多くのカロリーを消費するだけでなく、ゴミを拾う屈伸運動によって、高いフィットネス効果を発揮します。
プロギングにいがたは、東京にある社団法人プロギングジャパン本部と密に連携を取りながら、プロギングの魅力や素晴らしさをもっと多くの人に伝えたいと、2019年11月23日に設立しました。プロギングは常にSDGsの3、11、14、15、17番目のゴールを念頭に置いていますが、その中でも14番目に関連した「海洋プラスチックごみ問題」に着目しています。
環境保全団体、WWFジャパンの報告によると、世界では、毎年800万t以上のプラスチックがゴミとして海に流れ込んでいます。海が汚れれば魚も汚染され、それを食べる鳥や私たち人間にも大きな影響が出ます。
プラスチックはとても丈夫なので、自然分解されるまで数百年かかります。もし今日飲んだペットボトルを道端に捨てたとすると、そのペットボトルは、私たちの玄孫の代まで残ってしまいます。
プロギングでゴミを拾うことで、海に流れ着くゴミを直接的に減らすことができるだけでなく、未来の子どもたちのためにもなります。
プロギングという環境に優しい習慣を、毎日の生活の中に取り入れることで、将来にわたって誰もが住みたいと思う、クリーンな地球にすることができます。
2024年も、地球を変えるチカラを秘めたエコフィットネススポーツ「プロギング」の普及に努めるとともに、適宜イベントも開催しながら活動を続けていきます。