<勝手に表彰プロジェクト2025>
表彰企業インタビュー
【その肆】
SDGsにいがたウェルビーイング分科会では、前年度から社員の心身の健康の向上に積極的に取り組んでいる企業を勝手に表彰するプロジェクトを進めてきました。今回以下の5社の企業を表彰いたします。
・株式会社ウィザップ (6月20日公開)
・株式会社小野組 (6月27日公開)
・株式会社千代田設備 (7月04日公開)
・グリーン産業株式会社 (7月11日公開)
・hakkai株式会社 (7月18日公開予定)
(50音順)
表彰については、従業員のウェルビーイングのために独自性、新規性、革新性のある取り組みを実施し、かつ企業のホームページにて積極的に発信を行なっている企業といたしました。
ウェルビーイング分科会のメンバーがノミネート企業を訪問し、取り組みを行なった経緯や想いを伺うと共に、社内の雰囲気を肌で感じてきました。インタビュー内容など取材記は順次公開いたします。
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ーグリーン産業株式会社ー
「緑」と「人」をつなぐ、社員の健康と
職場環境の改革
SDGsにいがたウェルビーイング分科会
勝手に表彰チーム
SDGsにいがたウェルビーイング分科会は社員のウェルビーイング実現のために、素晴らしい取り組みをしている企業を”勝手に”選定し、インタビューをさせていただいております。
今回は新潟市に本社を構えるグリーン産業株式会社に行ってまいりました。素敵な取り組み満載でしたので、ぜひ最後までご覧ください。
<グリーン産業株式会社について>
新潟市を拠点に、法面保護工事や造園・緑地工事、施設管理運営など多角的な事業を展開するグリーン産業株式会社。「健康経営優良法人2025」「新潟市健康経営シルバークラス」にも認定されるなど、地域とともに成長を続けています。
<全社員に向けた多彩な取り組み>
2016年から本格的に健康経営を推進し、社長をトップとする4~5名の専任体制で全社員を対象に取り組みを展開。定期健康診断の100%実施、ストレスチェック8~9割実施、インフルエンザ予防接種補助(約6割利用)など、心身両面のケアを徹底しています。
また、育児・介護休業や慶弔休暇、有休取得推奨制度を整備し、ワークライフバランスの実現にも注力。2年に1度の社員旅行、年1回の全社員懇親会、サークル活動(ゴルフ・ランニング等)、社内ゴルフコンペなど、社員同士の交流と一体感を高めるイベントも豊富です。社内報「むつみ」の定期発行や、地域でのゴミ拾いも定着しています。
<きっかけは大きくないですが、今は新潟市健康経営ゴールドクラスを目指しています。>
健康経営への取り組みは、新潟経済同友会の分科会での出会いや、入札加点評価への関心がきっかけ。初期は社員の参加率やアナウンスの手間が課題でしたが、掲示板や個別メールでの情報発信、社員同士の声かけで徐々に定着。3年前の本社改装では「働きやすさ」を追求した空間づくりも実現しました。
<成果と現場の変化>
こうした努力の結果、新卒採用率が上昇し、2025年度は10人以上の採用を予定。導入当初は「面倒」「負担」といった声もありましたが、今では「会社の一体感が増した」「慣れ親しみを感じる」といった前向きな反応が多く、健康経営が企業文化として根付きつつあります。身体症状を訴える社員も減少し、職場全体のウェルビーイング向上が実感されています。
<課題と今後の挑戦>
現在の課題は、若手人材の交流促進や、健康診断データの活用による施策の最適化。今後は「休日をもっと楽しいものに」「若い社員がもっと活躍できる会社に」を目指し、データ分析や社内コミュニケーションの強化にも取り組んでいく方針です。新潟市健康経営ゴールドクラスやブライト500の認定も視野に、持続的な成長とブランド力向上を目指します。
(経営管理部 部⻑ 星野 真樹 様)
<インタビューアーコメント>
「グリーン産業様の“緑あふれる職場”と、社員同士のつながりを大切にする風土は、まさにウェルビーイング経営の理想形。自主的な地域貢献活動や、全社員を巻き込んだイベントの数々は、他社にも真似したくなるヒントが満載です。“人と環境の両方を守る”という姿勢が、企業の持続的成長とブランド力向上につながっていると強く感じました。」
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記事の公開は、各企業1週間ごとにSDGsにいがたホームページにて掲載していきます。次回はhakkai株式会社で7月18日の公開を予定しております。楽しみにお待ちください。