上越市のコメ農家が、集落の棚田を守り継ぐためのクラウドファンディングを開始
美味しいお米を生産し、同時に新潟県が誇る観光資源の一つでもある中山間地域の美しい棚田を守るための挑戦が、新潟日報社の運営するクラウドファンディングサイト「にいがた、いっぽ」で行われています。地域に移住・就農希望者を迎え入れるための資金に200万円を目標としており、支援は1口千円から、金額によっては 四季それぞれの棚田/里山体験つきの「棚田の1俵オーナー」などのリターンも用意されています。
挑戦者であるコメ農家+農家民宿うしだ屋の二人は、美しい農山村風景や棚田での米作りに魅せられて、2016年に上越市大島区の田麦集落に移住。翌年に農家として独立し、自宅の古民家を改装した農家民宿もオープンしました。今回の挑戦は、集落住民の高齢化による農地の担い手不足への危機感を背景に、耕作者のいなくなった棚田を引き受けると同時に、将来の担い手となってもらうための従業員を雇用したい!との思いから始まりました。
失くしてはいけない、私たち新潟の宝もの
冬の積雪量では世界でもトップクラスの新潟県の山間部では、自然の恵みや農産物を巧みに暮らしに利用する “持続可能性の高い農山村文化” が育まれました。長い冬を越すための「発酵・保存食」、豪雪に耐える「家造り」、稲藁(わら)等からさまざまな生活用品を生み出す「手仕事」。さらに現代では、美しい棚田風景が多くの観光客を呼び、訪れた人々の心を癒し、都市部の住民に農作業や農村生活を体験してもらうなどの大切な機能も担うようになりました。しかしこれらは、地域住民の高齢化と中山間地域の過疎化により、伝統的な技術も誇るべき棚田の風景も急速に失われていきつつあります。
直接農家にならなくても、できることがあります。それは、棚田のお米を買い支え、また一人でも多くのひとに足を運んでもらい、棚田での米作りや水田のまわりの自然を五感で味わってもらう機会を増やすことです。
是非県内企業の皆様にも、SDGsの取り組みへの一環として、また従業員の方々の研修や福利厚生として「地域の棚田」のご活用を検討してみませんか?
「にいがた、いっぽ」内プロジェクトページへは こちら から!
本件についてのお問い合わせ先
コメ農家+農家民宿 うしだ屋 (代表) 牛田 光則
〒942-1102 新潟県上越市大島区田麦1283番地
(TEL) 050-1001-1131 (Email) info@ushidaya.moo.jp (URL) https://ushidaya.com