「いただきます」
「ごちそうさま」
普段何気なく使っている言葉は食材を育ててくれた人や料理をしてくれた人への感謝の気持ち、そして動物や植物の命をいただき自分の命とすることへの感謝の気持ちを表す言葉です。
「ほんとうに“感謝”の気持ちを込めることができているのか。」
野菜を育て収穫するまでの時間や苦労に触れ、命や生産者の方への感謝を感じて、それらを発信するために始めた『ヒトコム畑』の活動を振り返りました。
10月
農業経験のない私たちはまず初めに“自分たちが食べたいもの”ということでイチゴの苗を植えました。(すぐ収穫できるということでほうれん草の種も蒔きました)
畝を作り苗を植えるだけだったのですが、鍬も使ったことがない私たちには大変な重労働でした。腰はバキバキ。
でも、みんな笑顔で作業することができました。
11月
イチゴの畝にマルチを張りました。
『生育の促進』『雑草制御』『実の保護』のための作業です。
マルチを固定するために畝の周りを少し掘り、マルチを優しく被せ、イチゴの苗が出る穴をあけます。
中腰での作業は大変で、立ち上がった時は「うああぁあぁ~」と声がもれました。
愛情たっぷり!美味しくなぁれ!
12月
畑の水はけが悪く、雨のあとは水が溜まってしまうため、土を改良し苗を移しました。
赤玉を「ソイヤッ!」
石灰を「オリャッ!」
肥料を「オッフンッ」
そして耕すように混ぜ畝を作っていきます。
すべてにおいてやられます。体力を持ってかれます。農家さんはいつもこんなに大変なことをしているんですね。
「とりあえず土できたから今日はここまでで・・・」頭をよぎります。
でもこのままだとイチゴは枯れてしまいます。一刻の猶予もありません。
優しく苗を掘りだし、改良した畝に移しました。
肥料を蒔き土を耕し3メートルの畝を2列作ること、これがこんなにも大変なことだとは思いませんでした。
疲れましたが、でも、なんか、気持ちいいんですよね。
そして、
新潟には雪が降り始めました。
つづく